入ってしょっぱな右手は、光武さんの展示です。壁一面に貼られた展開図が迫力です。一番の注目の的は、原寸大パティックフィリップの腕時計。紙工作展だって言ってるのに「これ紙なの?」って尋ねる人が後をたちません。びっくりした表情が次第にニヤニヤ笑いに変わる、「細密を極めて笑いをとる」ことを信条とする光武さんの面目躍如の一作です。