福島県立美術館ワークショップに参加してくれた子供たちの作品
7月29日の日曜日、福島県立美術館のワークショップに呼んでいただきお邪魔してきました。ご参加いただいたのは、16組の親子の皆さん。午前午後の4時間を使って、『からくりの素』収録キットを素材に、自分だけのからくりペーパークラフトを作ってもらおうという企画でした。
時間はたっぷりあるとは言え、既成のキットを作るだけでは済まない難易度の高いワークショップ。しかも皆さん小学生で、いったいどれだけの方が完成までこぎつけることができるかと不安でしたが、最終的には全員がオリジナル作品を完成させてくれました。うまく組み立てられなかったり、いいアイデアが浮かばず、途中で癇癪を起こしかけていたお子さん(や、お父さん)もいましたが、最後は皆さん笑顔で帰っていかれました。企画した本人が一番ホッとしてたりして。
というわけで、オリジナル作品の中から何点かご紹介です。
まずはテクテク歩く赤いスニーカー。赤と白のコントラストがきれいです。
次はハリセンを振るケロロ軍曹。スニーカーと同じしかけだって分かります?
これは本に収録した高校生の作品を見よう見まねで再現したものです。
パクパク動く口の動きのしくみも解読してくれました。
独自のリンク装置を取りつけて、僕にも予想外の新しい動きを
見つけてくれました。今度真似させてもらいます
最後は、左右に体を振って溺れる少年。
シンプルな改造ですが、アイデアは一番好きかも。
美術館の工作室をお借りして、こんな感じでワークショップは進みました。小学校低学年に無理やり30度刃カッターを使わせる無謀な俺。ご理解のあるお父さんお母さんばかりで、どうもありがとうございました。正直、子供の相手はあんまり得意な方ではないのですが、あっちこっちから声をかけられて、組み立てのお手伝いをしたりアイデアの相談にのったり、相手が子供だなんてことはすぐに忘れ、ほぼタメ口の一心不乱で、あっという間に過ぎた4時間でした。半年に1回くらいだとやっぱり楽しいなぁ。(2007/8/10)