この際だからペーパークラフト科も作っちゃえ!・ポリテクカレッジ浜松さんからの投稿
静岡県は浜松にある「ポリテクカレッジ浜松(職業能力開発短期大学)」が主催するイベント、『第10回ポリテックビジョン』のものづくり体験コーナーで、紙工房の「天使のはばたき」と「迷える仔羊」を使っていただきました。ワークショップの様子を送っていただいたのでご紹介します。みなさん真剣な顔で取り組んでもらってますねー。
 ご担当の学生さん(?)から使用の許諾に関する丁寧なメールをいただいたのが去年の秋。さすがポリテクカレッジだけあって、プリントアウトしてそのまんま使うなんてヘナチョコなこと(プリントアウトしてそのまんま使ってる方々、失礼!)はしません。輪郭線のデータを抽出してレーザー加工機で型抜きをしたいとのことでした。
 もともとタダで公開しているものですし、参加費を取るイベントでもなかったので、どーぞどーぞご自由にお使いくださいと返事をし、その代わりに型抜き加工をほどこしたキットを送っていただきました。

 ちょっと前までは、レーザーによる型抜き加工は熱で焦げ跡が残り、紙にはあまり向かない加工技術でした。でもやっぱり時代は進んでいるんですね。裏面には多少熱による変色が見られるものの、表の輪郭線の上にぴったり沿った抜き跡はほとんど気になりません。従来の金型に較べてより細かい抜きが可能ですし、もうしばらくしたら「レーザー加工済み」のペーパークラフトが、当たり前に出回るようになるのかもしれません。最近は家庭用のプロッター(カッターによる卓上型抜き機)がずいぶん普及しているようですが、10年後には一家に一台卓上レーザー加工機なんて時代になったりして。ならないならない。(2006/2/28)


 話は変わりますが、偶然にもおんなじ浜松にて、4月に一日ワークショップをやることになりました。もう少ししたらサイトでも詳細を告知します。浜松のみなさん、新聞などで見かけたら是非是非参加してくださいね。