展覧会情報
建築のフィギュア展 プライベート・プロダクツ in 大阪
2004年12月3日(金)〜2005年2月8日(金)・INAXギャラリー大阪

INAXギャラリー大阪ホームページ

ちょっと変わった切り口で建築やデザインに関するテーマを扱って、いつもびっくり、かつちょっと悔しい思いをさせられているINAXギャラリーの企画展に参加させていただくことになりました。今回のテーマは「建築のフィギュア」。いわゆる建築模型とは違ったアプローチで作られた建築物の立体作品を集めて展示する展覧会です。主な出展者は、洋風建築をミニチュア粘土造形で精密再現する藤沢みのるさんと、おなじみ「フォトモ」の糸崎公朗さん(おなじみじゃない人にはとても口で説明することができない作品なので、リンクページをご覧ください)。そしてぼくは、紙工房の常連さんには懐かしい「世界遺産シリーズ」を12点展示します。藤沢さんの作品は見たことはないのですが、糸崎さんのフォトモは最高。思わず笑ってしまった後に何故か哲学的な気持ちになってしまう不思議な作品たちです。
この展覧会と同時に企画されたINAX BOOKLET「建築のフィギュア」にも一部の作品が掲載されました。毎回遊び心にあふれたデザインが楽しくて、実は昔からあこがれていた本だけにとても光栄に思っています。めずらしく真面目に紙工作について語っております。このブックレットは、会場だけではなく全国の大手書店で取り扱われていますので、見かけた方はぜひよろしく。商売柄、外人さんの一点ものの紙の建築コレクションに心惹かれました。